ヒプノセラピ−(催眠療法)について
ヒプノは、「眠り」を意味するギリシャ語のヒプノスに由来する h y p n o s i s の略で
「催眠状態、催眠」という意味で、セラピ−は「治療(法)、療法、治療効果」という意味になりますので、
ヒプノセラピ−とは催眠療法という意味になります

この催眠という言葉から、どのようなことをイメ−ジされるでしょう?
「眠」という文字が含まれているために、まるで眠っている時のような状態をイメ−ジされたり、
またテレビや映画、小説などでの「催眠ショ−」のような光景を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか

まず、催眠ショ−はあくまでも「ショ−」であって、催眠療法とは別のものです
その中では出演している人が、誘導をする人に指示されるままに行動しているように見えるかもしれません

催眠ショ−で出演者の方が大げさな行動を取るのは、その番組に出演している芸能人の方々に、
「もっと目立ちたい」とか、「観客を喜ばせたい」というような願望があるためです
潜在的にサ−ビス精神の豊かな芸能人の方々は、一般の人々より暗示を受け入れやすいといえるでしょう

もしも自分の意思に反したものや、自分自身を傷つけるようなことを指示された場合には、
人間の本能はその指示に従うことはありませんし、いつでも自分の意思を尊重できるものです
このように催眠状態にある時とは、決して眠っている時のように意識のない状態ではなくて、
自分の今の状態や、何が起こっているか行われているかが、ちゃんとわかっていて
考えも話すこともすべて自分の意思でコントロ−ルをしていられる状態ですので、どうぞご安心ください

催眠状態は特別な状態ではなく、私たちの日常生活の中でもよく体験されているものです
たとえば寝起きのぼーっとした状態、テレビや映画、ゲ−ム等に夢中になっている時、
なんとなくぼんやりとして時間の感覚がなくなっている時などは、
軽い催眠状態と同様の意識状態になっています

人の心には、表面意識(顕在意識)と深層意識(潜在意識)の2つの領域があります
そしてこの2つはよく海に浮ぶ氷山にたとえられています
水面に出ている部分が顕在意識で、割合としては約10%、
海の中に沈んでいて見えない部分が潜在意識で、約90%の割合と言われています

通常私たちは、はっきりと目覚めた状態(顕在意識)においては、いろいろな判断、思考力が働いています
そして、催眠状態においては、意識の表面で活動している顕在意識の働きが緩やかになっているために、
普段は意識の深い場所で働いている潜在意識の働きが活発になってきます

潜在意識には、私たちが生まれてからずっと今まで体験してきていることが、
たくさんのデ−タとして記憶されています
そして通常はその蓄積されたデ−タの中から、日常生活にとって必要だと思われるものを
自動的に取り出して活用しています。 普段はそれを意識せずに行っているものですが、
ヒプノセラピ−は、その潜在意識に意識的にアクセスしやすくする心理療法です
                      
  ヒプノセラピ−の効用  

催眠状態では、思考の判断(私にはこれができない、こうすべきではないとか、
こんな感情を持つべきではない等の判断)が弱まっているために、
心理的に自分が自分に与える限界や束縛から自由になります
それを活かして、今抱えている問題を緩和し、自分の可能性を見つめなおす機会を与えるのがヒプノセラピ−です


なぜだかわからないけれど、ある出来事に対して過剰に反応をしてしまったり、
何だか不安になったり、恐れを感じたり、むなしさや自信のなさを感じることはありませんか?
自分でいろいろと原因について考えてみても、はっきりとした理由がわからないと悩んでしまいますね
もしかしたら、潜在意識に記憶されている体験が、そのきっかけとなっているのかもしれません


ヒプノセラピ−は、それらの原因に何らかの気づきが得られて、自分自身について見つめなおしていき、
今起こっている様々な心理的障害、心身症状の緩和、改善に役立てようとするものです


それは決して魔法のようなものではなくて、セラピストは人が本来のその人らしく活き活きと
輝いて生きていくことができるように、お手伝いをさせていただく役割にすぎないと思っています
ヒプノセラピ−によって得られた気づきを、今の自分と統合していく力はご自身の中にあるのです


催眠状態の中では、イメ−ジがどんどん湧いてくる人もいれば、何となくぼんやりと浮ぶ人もいます
ただ映像が浮んでくるだけではなくて、音が聞こえてきたり、香りがしたりすることもあるでしょう
人それぞれに感覚が違うものですから、ご自身の五感すべてで感じてみてください
そして内から湧いてくるイメ−ジを判断したり、分析しようとする思考を手放して、そのままを受け取ってください


私は催眠状態にあったのかしら? 何となくぼんやりとしていて、それでいて周りのことも、
自分の状態も判っているのだけれど‥ と、初めてお受けになった後には
ほとんどの方がそのような感想をお持ちになります。  最初はそのような感じで充分です


そして何度か受けていただくことによって、催眠状態に慣れて入りやすくなっていきます
内から自然に湧き上がってくるイメ−ジや、想い、感情をじっくりと体験していきます
その後に、今の自分の状況と照らし合わせて観ていくことで、
そこから新しい気づきが生まれていきます  
心の奥の扉を開ける鍵はあなたご自身の中に存在しています
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